上海に一面見事な藤の花を咲かせる公園があることをご存知ですか?
上海に一面見事な藤の花を咲かせる公園があることをご存知ですか?そして、この公園は日本と深い関係があることをご存じでしょうか?
嘉定紫藤园
この公園は、上海市嘉定区と日本の岡山県和気町の友好都市提携を記念して1997年9月につくられました。当時和気町の町長だった藤本道生氏は、和気町の紫藤公園から藤の花30種、約120株をこの公園に寄贈したと言われています。
その後、2000年に紫藤园が正式に開園し、藤本氏(当時70歳)は2002年に町長を退任した後も毎年のように自費で上海を訪れ、自ら枝の剪定や、育て方のコツを中国の職人に伝え続けました。今では藤本氏の思いを受け継いだ日本の剪定士が毎年紫藤园を訪れるそうです。それぞれの株には藤の品種や産地が記されているだけではなく、責任をもって育ててほしいという藤本氏の願いから、株ごとに担当している中国の職人の名前が書かれています。
花は長さが150cmを超えるもの、ブドウのように花びらが丸いものなど貴重な品種も多く、また赤、ピンク、白、ブルーと色とりどりです。
藤の花の見頃は4月中旬~5月初旬。
一見の価値があります。ぜひ訪れてみてください。オススメは午前中!
嘉定紫藤园
住所:嘉定区博楽路45号
時間:08:00〜17:00(入園は16:15まで)
入場:無料
交通:地下鉄11号線「嘉定西」駅
↓ <嘉定11路バスで8駅>
バス停「博乐路金沙路」下車、徒歩1分
※ 地下鉄11号線「嘉定西」駅から
タクシーで約10分
新型コロナウイルス感染症対策のため、4月5日~4月30日の期間の入園は今年も予約制となります。APP「上海嘉定」から予約します。
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